【回答いただいた方】 代表取締役専務：大竹 良彦さま / 資材課 課長：鈴木 義孝さま

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—　御社の事業内容について教えてください

切削加工自動化ライン、超音波加工機、ボール盤の製造・販売並びにメンテナンスを提供する小型工作機械メーカーです。主力は#30、#40のマシニングセンターの製造、販売です。1956年から製造・販売しているボール盤については多くのお客様に納めさせて頂いております。製造現場の方にとっては、キラのボール盤といえば、馴染み深い方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。（大竹さま）

—　担当されている業務の取組みについて教えてください

経営理念である、お客様に選ばれ喜ばれる商品・サービスを提供していくには、品質・納期・コストの向上への取組は勿論のこと、安全や環境にも配慮しています。また、仕入先との信頼関係を築くために誠意ある態度で接する事を心がけております。（鈴木さま）

—　御社の強み・工作機械の魅力を教えてください

お客様からお借りしたワークの図面を元に治具設計、製作、試加工、立会い、納入立上げまで行っております。また搬送装置付きのラインでのご提案も行っております。本機、治具はもちろん搬送装置についても弊社が一括で請け負いますのでお客様がハンドリングする煩わしさがありません。また、自社のマシニングセンターに他社製品である超音波装置を搭載して超音波加工機として納めさせて頂いた実績もあります。（大竹さま）

—　エンドユーザー様は、どのような業界か教えてください

自動車の部品メーカー様が多いです。自動車部品についてはサイクルタイムがとても厳しいですが、可能な限りお客様のご要望にお応えできるような治具構成、加工条件等をご提案しております。自動車部品加工以外では、半導体関連分野で、セラミックス等の脆性材加工についても問い合わせが最近増えており、超音波装置を搭載した機械を何台か納めさせて頂きました。（大竹さま）

—　今後、力を入れていく分野（取組み）について教えてください　

サイクルタイム、機械のスペースなどで優位のあるTwin Spindleの機械や脆性材加工を得意とする超音波加工機等など、今まで積極的に情報収集してこなかった分野についても力を入れていきたいと考えております。Twin Spindleの機械は、米国、韓国などで販売実績が豊富です。工作機械一台に2本の主軸を備えており、シングルスピンドルに対して200％の超高生産性を実現します。超音波加工機については、半導体関連部品の加工現場へ進出する足掛かりとなればと考えています。（大竹さま）

—　競合他社とは、どのように差別化を図っているのか教えてください

標準機の価格ではどうしても大手企業に勝つことはできませんので、大手企業が出来ないような細かい所まで対応させて頂いております。例えば「カバーのここをもう少し広げて欲しい」というご要望や電気・ラダー回路の設計などです。出荷前に立会いを行っておりますのでお客様のご要望にも対応しやすいかと思います。（大竹さま）

—　御社にとって、田中製作所はどんな存在であるか教えてください

弊社はお客様の細かい要望まで対応することで差別化を図っております。その中でクーラントタンク、チップコンベアの仕様の要望も少なくありません。田中製作所様には弊社の細かい要望まで親身になって対応して頂いております。安心してお任せできるパートナーだと思っております。（大竹さま）

—　田中製作所に求めるものは何か教えてください

弊社では、以前からスクレーパータイプのコンベアを標準装備していましたが、それでは対処できない切粉（同一機械で異なる加工材質、異なる加工条件で切削を行うことにより、長い切粉や短い切粉、異なる材質の切粉を処理しなければならない）の処理に困っていました。その悩みを田中製作所様へ相談したところ、スクレーパーヒンジタイプのコンベアを提案頂き、無事解決できました。これは一例にすぎませんが、付加価値の高い製品、豊富な実績に裏付けされた専門性の高い提案をしてもらう事で、新たな可能性発掘、問題解決が出来ると思います。今後も、専門性を究め、良品質で価格メリットの大きな製品の提供に期待しています。（鈴木さま）

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