切粉は加工条件、材質、形状、量などにより異なり様々なトラブルの原因になります。
コンベアが停止したり、調子がおかしくなったときは、まずは、(株)田中製作所までお問合せ(046-231-5258)ください。
メンテナンス時の注意事項
・据え付け時や調整・修理の時には必ず、主電源を切ってから作業を実施してください。
・人身事故につながる恐れがある警告銘板の貼付箇所およびコンベア開口部(切粉投入口・排出口)には、絶対に手や足を入れたり、触れないように注意してください。
・作業スペース、照度など安全な作業環境を確保したうえでの作業実施をお願いします。
・据え付け時や調整・修理の時には必ず、主電源を切ってから作業を実施してください。
・人身事故につながる恐れがある警告銘板の貼付箇所およびコンベア開口部(切粉投入口・排出口)には、絶対に手や足を入れたり、触れないように注意してください。
・作業スペース、照度など安全な作業環境を確保したうえでの作業実施をお願いします。
メンテナンスに必要な情報
以下の情報をご提供いただければ、円滑なメンテナンス対応が可能となります。(わかる範囲で結構です)
- ご使用の工作機械について(メーカー名、旋盤、マシニングセンタ等の情報)
- 対象コンベアの機種(ヒンジベルト、スクレーパー、コイル、スクリューコンベア等)
- 銘板に記載されている情報(SERIAL No、図番等)
メンテナンスあるある集(Q&A)
無負荷の状態で電源を入れても起動しない
ご質問の不具合原因については、以下のA~Eの現象が考えられます。
現象 | 対策 |
---|---|
A.通電していない | →各相の電圧、電流のチェック |
B.断線、又は外れている | →回路のチェック |
C.モーターの焼付 | →交換してください。又はサーマルが適切かチェック |
D.ブレーカーが切れている | →ブレーカーを入れる |
E.減速機の損傷 | →交換、減速機メーカーにて修理 |
負荷の状態(起動中)で停止する
ご質問の不具合原因については、以下のA~Fの現象が考えられます。
現象 | 対策 |
---|---|
A.チェーンが異常に緩んでいる | →テークアップによりテンション調整してください |
B.切粉の塊や異物の噛みこみ | →「逆転寸動してから正転」を繰り返してください。異物は、電源を切ってから取り除いてください |
C.スクレーパーの損傷、変形 | →交換または変形を修正して下さい |
D.トルクリミッターが滑る | →調整不良・・・増し締めしてください →摩擦板の擦り減り・・・摩擦板を交換してください →異常負荷を取り除いてください |
E.モーターが過熱する | →サーマル設定値が適正かどうか確認してください |
F.サーマルが作動する | →異常負荷を取り除く、設定値を調整してください |
クーラント液がオーバーフローする(逆洗ドラムフィルターの場合)
ご質問の不具合原因については、以下のA~Eの現象が考えられます。
現象 | 対策 |
---|---|
A.ドラムフィルターの目詰まり | →オイル混入による・・・フィルターに付着したオイルを除去してください →逆洗ノズルからの噴射が少ない・・・洗浄ノズル、Yストレーナーの掃除をしてください →洗浄圧力の不足・・圧力を0.05Mpa~0.1Mpaにしてください |
B.クーラント液を設定流量より多く流している | →バルブを調整して設定流量まで流量を絞ってください |
C.クーラント液の種類を変更した(例:水性→油性) | →粘度により流量が変わります |
D.クーラント液の入れ過ぎ | →ポンプ停止時に給水、レベルゲージ上限以上給水しない |
E.泡により切粉がダーティ液よりオーバーフローする | →泡を抑えてください →消泡剤を入れる →逆洗浄圧力を下げてください |
濾過精度の低下(逆洗ドラムフィルターの場合)
ご質問の不具合原因については、以下のA~Cの現象が考えられます。
現象 | 対策 |
---|---|
A.ドラムフィルターの取付不良 | →フィルターの取付に隙間はないかチェックしてください |
B.ドラムフィルターの破損、摩耗 | →交換してください |
C.回転部オイルシールの破損、摩耗 | →交換してください |
その他のお問い合わせ例
- ヒンジベルトコンベアをスクリューコンベアに変えたい(コンベア機種変更)
- 現状のタンクに高圧ポンプをつけたい
- 集中コンベアを入れたい(レイアウト図があれば検討致します)
- コンベア部品の供給は可能か
- 改造、追加工は可能か
- 中古のマシニングセンタを購入したが、コンベアが付いていないので付けたい